初音ミクで童謡を歌わせてみる!

以前の記事「新VOCALOID2情報!今度は子どもの声「崖の上のポニョ」を歌う!」でも書きましたが、童謡を初音ミクで歌わして子どもに好評でした。

長女が小学校1年生だった頃、おんがくの教科書に載っていたお気に入りの曲、「はるなつあきふゆ」を初音ミクに歌わしてみました。

その後ちょっとしたエフェクト処理でどこまでまともに聞けるようになるか確認してみました。

音楽の教科書を見ながら、初音ミクに音程と歌詞を入力していきます。今回はベロシティやベント調整など一切行っていません。

「♪ たんぽぽゆれる〜 ♪」

初音ミクのファイルです→ はるなつあきふゆ.vsq 直

初音ミクからエクスポートしたオーディオファイル→ 元データ.mp3 直


オーディオファイルにエフェクト処理を行うために使用したDAWDigital Audio Workstation)は「SONAR HOME STUDIO 7 XL」です。先ほどのオーディオファイルをDAWに読み込んだ状態です。


エフェクト処理を行うには、DAWに付属しているエフェクトを使用することもできますが、多くのDAWは「VSTプラグイン」に対応しています。このプラグインを導入することで、リバーブやエコーなどの様々なエフェクトをはじめ、ピアノやギター音源などを追加することができます。しかも無料のフリープラグイン(mda pluginなど)の多くがインターネットで公開されています。

今回は定番のフリーVSTプラグインであるClassic-Seriesを使用しました。


まずは音を大きくする(音圧を上げる)ため、コンプレッサー(Classic Compressor)を使用しました。コンプレッサーとは大きな音を抑え、小さな音を持ち上げる役割を持つものです。音の強弱の差を縮めることによって音圧が上がることになります。


DAWのエフェクト欄にClassic Compressorを呼び出したあと、プラグインには様々なシチュエーションを考慮した設定がプリセットされています。今回は「Vocal」を選択しました。

元のオーディオファイルからコンプレッサーをかけたものがこれ→ Comp(Voval).mp3 直

次は音響効果をかけるために、リバーブ(Classic Reverb)を使用しました。リバーブとはカラオケでのエコー(残響効果)です。


バーブもプリセットを選択してみました。いろんなプリセットがありますので何種類か試してみました。

ちょっと弱めの残響効果である「VocalAmbient」→ Cmp(Vocal) Rv(VocalAmbient).mp3 直

ちょっとしたホールくらいの残響効果である「VocalHall1」→ Cmp(Vocal) Rv(VocalHall1).mp3 直
ちょっとしたホールくらいの残響効果である「VocalHall2」→ Cmp(Vocal) Rv(VocalHall2).mp3 直

大きなホールでの残響効果である「GrandHall」→ Cmp(Vocal) Rv(GrandHall).mp3 直


「GrandHall」はエフェクトが効き過ぎる感じですが、エフェクト処理の前と後では、機械的は歌声の印象がけっこう変わるようですね。

今回使用したDAWは市販のものですが、「VSTプラグイン」に対応した無料のDAW(Music Studio Producerなど)もありますので、フリーソフトで試してみることはできると思います。